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7 : オルゴールを買うとき

オルゴールを買うとき、な〜んて勿体をつけて書きはじめますと、なんか大きな心境の変化とかロマンチックな出来事とか想像させちゃいそうですが、思いっきり期待を裏切ってみたりして・・・(笑)
ごく普通にオルゴールが欲しくなって購入するときのことを考えてみただけです。。

オルゴールに興味を持つようになって、いざ自分でもある程度のものを買ってみようかな〜という時…迷いますよね〜。。(^^;;
持っていなくても誰も困らないものですし、それなりのお値段ですし…
でも、まぁ、結局は買っちゃったりする訳ですが。(笑)
私の場合は最初に買った時が完全に衝動買いなので、迷いは少なかったと思います。
「目の前にあるコレが欲しいっ!買うったら買うんじゃ〜!」という状態になったので、どれをどのように買うかなど迷う余地が無かったのですが…
というよりも、どうも私は物事を「悩む」ということに関して適性が無いみたいです、って変な言い方だと自分でも思いますが、でもそんな感じなんです。
悩むという状態が私の中に発生しないんです、あんまり。
どーもクヨクヨと悩むヒマがあったら冷静に状況分析&判断をして、サッサと動いちゃった方が性に合っているみたいです。
もちろん2台目以降の購入はそれなりに考えましたよ。(などと書いても嫁は笑うだろうけど…)

で、実際何を迷うかというと、まずはどの機種のどの曲を買うかでしょうか?
ディスクオルゴールであれば筐体の選択の余地は狭いですし曲は後回しでもいいので、その点ではあまり迷わないかもしれません。
アンティークオルゴールであれば、そもそも売りにでている物を買うしかないわけで、これも購入に踏み切るかどうか以外は迷わないんじゃないでしょうか?
でも、一番一般的で機種も曲目も豊富な現代のシリンダーオルゴールでは大問題ですよね。
ということで、現代のシリンダーオルゴールについて考えてみましょうか。

購入機種については、予算と買いたい曲目とである程度特定されると思います。
曲目の選択肢はあらかじめメーカーや販売店にて確認できますので、問い合わせればいいですね。
ただし、曲のどの部分をどのようなアレンジで使っているのかが機種によってかなり違いまして、これは実際に聴いてみないとわからないのが実情です。
販売店で全てを聴くのは難しいので、通信販売をされているWebサイトの試聴ファイルなどで確認されるのが合理的ですね。
といっても録音で音域の限定されたファイルをノイズの塊であるパソコンで聴くわけですから、本来のオルゴールの音色とは全く違います。
音質についての判断はここではしないで、曲のアレンジの確認だけに留める方が良いと思います。

予算で考えますと、30弁クラスは1万円位〜、50弁であれば3万円位〜、72弁以上なら6万円位〜という感じでしょうか。
ムーヴメントのメーカーはリュージュか三協精機でしょう。
それぞれ音の傾向に違いがあるので、実際に聴いてみて好みで選択されれば良いかと思います。
櫛歯の本数は多いほうが高価なのは当然だと思いますが、必ずしも多ければ良いというものでもないとも思ったりします。
曲目の選択肢は、大抵の場合は櫛歯の本数の少ないムーヴメントの方が多いですね。
自分がわざわざ購入してまでも聴きたい、所有したいと本当に思えるものを選ぶことが出来れば理想的だと思います。

さて、ある程度購入する機種を絞りこめてきましたら、次はどこでどのように購入するかですね。
少ないようで、調べるとオルゴールを売っているお店って結構沢山あるものですね。
販売価格からの値引きをしてくれる店もありますし、それは有難い事だと思います。
でも、一割や二割の値引きよりも、商品にこだわりを持ってしっかりとした説明をしてくれる、お客さんの気持ちをキチンと理解してくれるようなお店を選ぶのがベターではないかと個人的には思っています。
また、これはお住まいの場所などの条件によっては難しいかもしれませんが、出来るなら通信販売などを利用されるよりも実際に見て聴いて確認して、納得のいく気に入った一台を購入する事をお勧めします。
オルゴールの場合、同一機種の同じ曲のムーヴメントであっても、一台一台にハッキリと個性があるのです。
特にリュージュ社の製品はこの傾向がかなり強いです。
三協精機のものは流石に精密機器メーカーなので品質のバラツキは少ないですが、それでも違いは出ます。

それで実際、どのように個性があるかと言いますと…
高級なものであればシリンダーのピンは手作業で埋め込まれていますから、全てがキッチリと同じではないのも当たり前ですね。
櫛歯のチューニングも一つ一つ手作業で行いますから違いが出ます。
ついでに櫛歯とシリンダーの間のごくわずかな距離の違いによっても音量音質が変化します。
例えばシリンダーのピンが櫛歯に近ければ、櫛歯に接触する時間が長くなり強く弾くことになりますから、それにより音が出るタイミングが若干変化したり音が大きくなったりするわけです。
購入後に自分でも櫛歯の取り付け位置の調整は可能ですが、私が挑戦してみた感じではかなり難しかったのでオススメは出来ません。
更にシリンダーの回転速度も意外な程に一台一台違っていたりして、曲のテンポや印象が変わります。
家庭用の小型のオルゴールでは、自分でガバナでの速度調節をすることが出来ない機種がほとんどです。
この点は買う時点で気をつけた方がいいでしょうね。

また、ムーヴメントを収めている箱によっても音は大きく変わります。
オルゴールの音は櫛歯の振動により発生しますが、櫛歯から直接聞こえる音そのものは非常に小さいのです。
実際に聞こえている音のかなりの部分は、筐体を共鳴させる事により出ているんですね。
そんなわけで、筐体の大きさ・構造・材質等によってハッキリと違いが出ます。
一般的に箱の底面積の大きいものはよく共鳴しますが、木の材質や構造によって違ってしまい一概に言えるものではありませんので、実際に聴いて好みに合うものを選ぶのが良いと思います。
それに、インテリアとして飾る事を考えれば外観も大事ですね。
象嵌にしても木目にしても、どちらも天然素材ですから全く同じ物は2つとありません。
せっかく買うのでしたら、やはり外観も気に入ったものがいいでしょう?
これも本当に見て気に入ったものを買わないとわからないことですね。
ただ、どこの販売店でもそれ程多くの在庫を持っているとは限りませんので、やはり一期一会となってしまうところはあると思います。
「欲しいと思ったときが買い時」というのが一番正しいのかもしれませんね。
これは良い出会いに違いないと思ったその時に、思い切って購入なさってみてはいかがでしょう?
多分、それが一番後悔しない買い方なんじゃないかな〜と思います。

いずれにしても、本当に気に入ったオルゴールに出会えるのは嬉しいものだと思います。
私の戯言はあまりオルゴールを買うときの参考にはならないかも知れませんが、この文を読んでいただけた皆様がお気に入りの一台に出会えるといいですね。

COPYRIGHT 2003 Cindy All rights reserved