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4 : 時計とオルゴール 2

オルゴールと時計・・・
この二つはその生い立ちから発達の歴史をみても、非常に近い仕組みのものですね。
双方の仕組みを日本語で表現する際にも多くの同じ言葉が使われています。
どちらも歯車の構造的な順番で二番車とか、ゼンマイのケースは香箱とか。
時計の用語がオルゴールでも使われている、という方がより正確かもしれませんが、とにかく現代日本語として同じ言葉で表現出来る程に共通点の多い機械です。

ところが、時計、特に腕時計に興味を持つのは圧倒的に男性が多く、逆にオルゴールに興味を持つのは間違いなく女性が多いと思われますね。
男性で率先してオルゴールの博物館に行きたがる人は少ないように思います。
女性で腕時計の精密なムーブメントにこだわる人も少ないんじゃないでしょうか。
宝飾品としての意味合いで腕時計にこだわる女性は多いと思いますけどね。

男性にとっての腕時計は、唯一どの男性が身に着けていてもおかしくないアクセサリーだと思います。
ただ自分を飾るためではなく、実用性を持った機械であるからそう感じるのでしょうね。
「時を知る道具」というような明確な、そして誰もが必要とする機能を持っているアクセサリーは、他には思いつきません。
この機能ゆえに、他のアクセサリーを着けるのは気恥ずかしい気がしてしまいがちですが、腕時計に関してはそのようなことがありません。
また、手首という目に付きやすい場所にあるためか、着けている人のセンスや人となりの判断材料にもなっている気がします。
中にはコレクションを趣味とする人もいますが、多くの人は自分に似合う気に入ったもの、自分らしさを表現できるものを求めるんじゃないでしょうか。
ブランドにこだわる人も、自分のイメージとブランドイメージを重ね合わせ、それにより自己表現することを求めているのであろうと思います。

それに反して、オルゴールには現実的な実用性はありません。
自動演奏機能はありますが、オルゴールがなくても誰も困りません。
ついでにイメージとして、「もの悲しい、安っぽい音のする機械」という普及している安価なオルゴールのイメージが強く定着しています。
私自身、ホンモノの音に打ちのめされるまでは、オルゴールが興味の対象になるとは思えませんでした、まったく。
でも女性にとっては、そういうところはどうでもいいことのようです。

私は、女性にとってのオルゴールは、「かわいいもの」の一つなんじゃないかと解釈しています。
男の目から見て、女性はかわいらしいものを異様なほど好むように見えます。
女性がなにかを「かわいい」と思ったとき、実用性や性能なんてものは完全に宇宙の彼方に置いてきぼりです。
いざ「かわいいもの」を買うときに「つかえるし〜」なんて言う事もありますが、それはかわいいものに猪突猛進してしまう自分を正当化するための言い訳ですね、ほとんど。
オルゴールへの興味というのも、アンティークの本格的な音の魅力などよりも、小さな人形などを組み込んだ可愛らしいものに対する愛情があるのでしょう。
また、オルゴールの知識があれば、その貴族社会などの時代背景やイメージにも魅力を感じるのかも知れませんね。

とは言うものの・・・
時計でもオルゴールでも、のめり込んでマニアへの道を突き進むのは、どうにも男性が多い様な気がするのはなんでだろう・・・
我が家でも私の方が明らかに強い関心を持って、オルゴールについて調べたり、書籍を探しては買ってみたりして・・・
著名なコレクターも、大抵は男性だったりしますし・・・

少年の心を残しているから・・・で済ませてもらえますでしょうか??

 

COPYRIGHT 2003 Cindy All rights reserved